The Diver(ザ・ダイバー)を観てきました。 [舞台]
半年ぶりの野田作品。
前に観た作品で「観なきゃ良かった」と思ってしまったので、少し敬遠してました。
あ、「パイパー」は観ましたけどね。
今回も実は、チケットが取れなかったら行かなくていいや、と思ってましたが
キャパが小さいくせに、取れちゃったのでした。
これは行け!って事かな、と。
●野田秀樹 芸術監督就任記念プログラム
The Diver(ザ・ダイバー)日本バージョン
2009.8.29(土) 19時開演
東京芸術劇場 小ホール1 G列19番
ここの小ホールは初めてでした。キャパ300くらい?
小さくて観やすかったです。傾斜も良い感じだったし。
全部可動式みたいでしたけどね。
あらすじ、というか説明をちょっと引用してみました。
★2008年時の英語バージョン
源氏物語の登場人物が時空を越えて現在に蘇る
野田秀樹の決して謎が解けないサイコ・サスペンス
★2009年日本バージョン
能曲「海人」と「源氏物語」のエピソードを現代社会で
起きた事件へと取り込み、重層的な展開を見せる物語り。
犯罪者の精神分析という形を取りながら事件の構造に迫るさまは
サスペンス的で息詰まる緊張感に満ちています。
2008年ロンドンバージョンはイギリス人俳優が能楽の様式に対峙する事で
かえって普遍性が際立つ逆説的な効果が生み出されました。
そして今年上演される日本バージョンは、英語台本に基づき『新作』として創造されます。
<中略>
待望の日本バージョンが上演された時、初めてその真価が明らかになるのです。
え?! そうなの?
サイコサスペンスだったとは。
そうかぁ......じゃ、分からない所が多々あっても、仕方ないかなぁ。
野田さんのだから、そういう所もあるよな〜と思っていたけど。
今回、池袋の会場では横に、昔の野田作品のポスターやらの展示があります。
友達と昔の作品を懐かしく見ておりました。。。。
あまりに昔すぎて、ビックリ
さ、この後はネタバレもいきますよぉ〜
今回は上演時間は短くて1時間半。
でも、すごく長く感じました。アレくらいで十分です。
だって、ずぅっとすごい緊張感なんですもの。身体が保ちませんよ。
また観たいかって言われると難しいですが、今回は観にいって良かったです。
すごい作品でした。
相変わらず今までの野田さんの作品のように、終演後に心の中が
抽象的に引っ掻き回される感じはありますが、またそれも良し、というか。
愛憎から来る嫉妬の感情、子供への愛情など、
それなりの年齢の方なら、すごく心を揺さぶられるんじゃないでしょうか。
演出、舞台装置や小物の使い方、楽曲というか効果音の使い方がすごかったです。
ほぇ〜、という感じでした。
日本バージョンという事を意識してるからか、扇子を多用して他のモノに見せていて。
あと、スカーフって言うのかな、あれ。
効果音は笛と太鼓。
たまに動きに能?歌舞伎?そんな雰囲気の昔っぽい動きが入っていて。
後ろで動くのは、黒子ではなく白子になってたり。
それにやっぱり、役者さん4人がすごいです!
特に大竹しのぶさん。
英語バージョンでも女優さんが絶賛されてたようですが、
この作品は唯一の女優さんが鍵ですね。
あの演じ分けができてるからこそ、不気味な雰囲気を醸し出してるんですもの。
あちこちクスクス笑える場面はあるんですが、全体的に流れる緊張感。
公演始まってそんなに経ってないのに、すでに完成度は高い!!
まだ公演が始まって1週間くらいですが、さすがにベテランな方々、
少しアドリブが出始めてましたね。
いっけいさんの「この受け取るときの顔が司会者の顔じゃないって感想がありました」っての。
あとは野田さんの「暑苦しい!」ってアレもたぶんそう。
なかなか挟む場所がなさそうなんですけどね。
今は東京芸術劇場は芸術監督就任記念で、野田さんの作品がいろいろ取り上げられています。
外国の方々が上演したり、ミュージカルにしてみたり。
NODA・MAP自体は来年の夏、秋の公演になるようですので、また楽しみにしておきます。
前に観た作品で「観なきゃ良かった」と思ってしまったので、少し敬遠してました。
あ、「パイパー」は観ましたけどね。
今回も実は、チケットが取れなかったら行かなくていいや、と思ってましたが
キャパが小さいくせに、取れちゃったのでした。
これは行け!って事かな、と。
●野田秀樹 芸術監督就任記念プログラム
The Diver(ザ・ダイバー)日本バージョン
2009.8.29(土) 19時開演
東京芸術劇場 小ホール1 G列19番
ここの小ホールは初めてでした。キャパ300くらい?
小さくて観やすかったです。傾斜も良い感じだったし。
全部可動式みたいでしたけどね。
あらすじ、というか説明をちょっと引用してみました。
★2008年時の英語バージョン
源氏物語の登場人物が時空を越えて現在に蘇る
野田秀樹の決して謎が解けないサイコ・サスペンス
★2009年日本バージョン
能曲「海人」と「源氏物語」のエピソードを現代社会で
起きた事件へと取り込み、重層的な展開を見せる物語り。
犯罪者の精神分析という形を取りながら事件の構造に迫るさまは
サスペンス的で息詰まる緊張感に満ちています。
2008年ロンドンバージョンはイギリス人俳優が能楽の様式に対峙する事で
かえって普遍性が際立つ逆説的な効果が生み出されました。
そして今年上演される日本バージョンは、英語台本に基づき『新作』として創造されます。
<中略>
待望の日本バージョンが上演された時、初めてその真価が明らかになるのです。
え?! そうなの?
サイコサスペンスだったとは。
そうかぁ......じゃ、分からない所が多々あっても、仕方ないかなぁ。
野田さんのだから、そういう所もあるよな〜と思っていたけど。
今回、池袋の会場では横に、昔の野田作品のポスターやらの展示があります。
友達と昔の作品を懐かしく見ておりました。。。。
あまりに昔すぎて、ビックリ
さ、この後はネタバレもいきますよぉ〜
今回は上演時間は短くて1時間半。
でも、すごく長く感じました。アレくらいで十分です。
だって、ずぅっとすごい緊張感なんですもの。身体が保ちませんよ。
また観たいかって言われると難しいですが、今回は観にいって良かったです。
すごい作品でした。
相変わらず今までの野田さんの作品のように、終演後に心の中が
抽象的に引っ掻き回される感じはありますが、またそれも良し、というか。
愛憎から来る嫉妬の感情、子供への愛情など、
それなりの年齢の方なら、すごく心を揺さぶられるんじゃないでしょうか。
演出、舞台装置や小物の使い方、楽曲というか効果音の使い方がすごかったです。
ほぇ〜、という感じでした。
日本バージョンという事を意識してるからか、扇子を多用して他のモノに見せていて。
あと、スカーフって言うのかな、あれ。
効果音は笛と太鼓。
たまに動きに能?歌舞伎?そんな雰囲気の昔っぽい動きが入っていて。
後ろで動くのは、黒子ではなく白子になってたり。
それにやっぱり、役者さん4人がすごいです!
特に大竹しのぶさん。
英語バージョンでも女優さんが絶賛されてたようですが、
この作品は唯一の女優さんが鍵ですね。
あの演じ分けができてるからこそ、不気味な雰囲気を醸し出してるんですもの。
あちこちクスクス笑える場面はあるんですが、全体的に流れる緊張感。
公演始まってそんなに経ってないのに、すでに完成度は高い!!
まだ公演が始まって1週間くらいですが、さすがにベテランな方々、
少しアドリブが出始めてましたね。
いっけいさんの「この受け取るときの顔が司会者の顔じゃないって感想がありました」っての。
あとは野田さんの「暑苦しい!」ってアレもたぶんそう。
なかなか挟む場所がなさそうなんですけどね。
今は東京芸術劇場は芸術監督就任記念で、野田さんの作品がいろいろ取り上げられています。
外国の方々が上演したり、ミュージカルにしてみたり。
NODA・MAP自体は来年の夏、秋の公演になるようですので、また楽しみにしておきます。
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